南房総市富浦町の原診療所 消化器病専門医・消化器内視鏡専門医・超音波専門医して
一般内科・消化器疾患、胃カメラ・大腸内視鏡・超音波検査を行います
胃腸科・ 内科 ・ 外科 ・ 消化器内科 ・ 内視鏡内科
下部内視鏡検査(大腸カメラ)
お腹が張る、腹痛、便秘、下痢が続く、細い便が出る、排便後の出血、便に血液が混じる、大腸がんの家系でご心配の方、または便潜血検査(大腸がん検診)で陽性の方、大腸ポリープの経過観察と言われた方はぜひ一度大腸カメラ検査お受け下さい。
診療時間
午前: 8:30~12:00
(受付時間 11:45まで)
午後: 15:00~18:00
(受付時間 17:30まで)
休診日:水曜・土曜日午後
日曜・祝日
大腸がんによる死亡者数・罹患者数が急増しています
大腸がんは検便検査で3割、内視鏡検査で7割も死亡率が下げられます
現在死亡者数、罹患者数(大腸がんにかかる人)ともに、年々増加傾向にあります。
厚生労働省の統計結果によると、平成に入って昭和の3倍の人が大腸がんになっています。
男女別に大腸がんによる死亡者数をみると、男性では第2位、女性では第1位となっております。特に50才以上の方で増加率がおおきく、男性、女性ともに増加しています。これからも増加していくことが予想されます。
2022年の死亡数が多い部位
国立がん研究センターがん対策情報センター(統計データより作図)
2019年の罹患数※が多い部位
※罹患数とは対象とする人口集団から、一定の期間に、新たにがんと診断された数
検査のご予約
ご相談は
0470-33-4065
まで
お問い合わせ下さい
自覚症状のない方でも早期発見・早期治療のため、
年1回健康診断とともに内視鏡検査を受けることをお勧めします。
特に40才以上の方には、症状が現れるまえの「早期発見・早期治療」のための、内視鏡検査をおすすめします。
内視鏡検査について
大腸(結腸と直腸)疾患の検査・診断を行います。
肛門から内視鏡(先端に高性能カメラがついた細いチューブ)を挿入して大腸全体を観察する検査です。カメラで直接内部を観察できるため病変の大きさや形、色、出血の有無がわかります。また、必要に応じて病変の一部分を採取して生検という精密検査も行います。
日帰り大腸ポリープ切除
検査中にポリープを認めた場合は、当日その場で切除することも可能です。
検査の結果、ポリープの大きさ、形状によっては高度な医療や入院が必要
と判断されたときは、連携医療機関へご紹介をいたします。
※当院で切除した場合、傷口からの出血を予防するため、1週間程度は重労働、運動、アルコール摂取などは控えてください。通常の生活程度なら問題ありません。
内視鏡治療について
ポリペクトミー
ポリープの茎にスネアという金属製のワイヤーをかけて、高周波の電流を流して切り取ります。盛り上がった形やくびれのあるポリープに用いられます。
EMR:内視鏡的粘膜切除術
粘膜の下に薬液(生理食塩水など)を注入し、病変を持ち上げ、スネアをかけて切り取ります。茎のない平坦な形のポリープに用いられます。
内視鏡検査でわかる主な病気
◎大腸がん
早期大腸癌ではほとんど症状が認められません。定期検診で便潜血検査を行い、陽性だった場合は、大腸内視鏡検査による精密検査をお勧めします。その他、下痢や便秘、下血、体重減少などは大腸がんのサインかもしれません。このような症状が気になる方は、当院へご相談ください。
◎大腸ポリープ
大腸にできるいぼのようなものを大腸ポリープといいます。大腸ポリープのうち8割程は腫瘍性のものと考えられています。腫瘍性のポリープはそのまま放置しておくとがん化する場合があるので、過去にポリープを指摘された方や、切除の経験がある方は、定期的な内視鏡検査を継続されることをお勧めいたします。
◎大腸憩室炎
大腸粘膜の一部が腸管内圧の上昇により嚢状(のうじょう)に腸壁外に突出したもので、大腸憩室が多発した状態を大腸憩室症といいます。憩室壁が腸壁の全層からなる真性(先天性)憩室と、筋層を欠く仮性(後天性)憩室に分けられますが、大腸憩室の大部分は仮性憩室で、比較的高齢者に多い病気です。
◎下血
下血は、肛門から血液が混ざった便が出てくることです。下血の原因は様々あり、場合によっては深刻な病気が原因のこともありますので、早めにご相談ください。
◎痔
とても多い病気ですが、放置すると重症化したり、重要な大腸の病気が隠れているケースもあります。お通じの時の痛みや出血が気になる方は受診をお勧めします。
◎肛門周囲膿瘍
下痢や軟便、抵抗力が弱っている時になりやすい病気で、肛門のまわりに膿がたまり、痛みや腫れをおこします。肛門周囲膿瘍は痔ろうの前段階なので、早めに治療を行うことが大切です。
◎潰瘍性大腸炎
大腸や小腸の粘膜にただれや潰瘍を引き起こす病気です。現れやすい症状として、下痢や下血、便秘、下腹部痛などがあります。20〜30代の若年成人に多く発症しますが、50〜60代の人にもみられます。難病指定されている疾患で、潜在的患者数はかなり多いと考えられています。
◎過敏性腸症候群
検査を行っても明らかな異常が認められないにもかかわらず、下痢や便秘、ガス過多による下腹部の張りなどの症状が続く病気です。
原因は分かっていませんが、ストレスなどの心理的要因が重要な因子であると考えられています。ストレスを浴びやすい働き盛りの20代~40代の人に増えているようです。適切な服薬により症状が緩和されるケースが多くあります。